総合メディカルグループは「社員の健康は企業の誇りであり財産である」という考え方のもと、社員一人ひとりの健康と社員がいきいきと活躍できる安全で健康な職場づくりを推進しています。
「成長を支える組織づくり」には健康経営の取り組みが重要と捉え、健康経営推進部署として健康応援グループを設置し各種施策の企画・運営推進に取り組んでいます。
わたしたちは、「よい医療を支え、よりよい社会づくりに貢献する」という社是(使命)のもと、お客さまや患者さんへの支援をおこなっています。この使命を実現させるためには、社員一人ひとりの健康と社員がいきいきと活躍できる職場環境づくりが不可欠です。
よい医療を支えるヘルスケア企業として、まずは私たち自らが健康であることに努め、これからも健康経営に取り組んでまいります。
また、社訓に掲げている「社員の豊かな人生を願い、社員とともに成長」する会社であり続けるために、社員のWell-being(ウェルビーイング)向上にも着目し、社員と会社が一体となって健康施策に取り組んでまいります。
総合メディカル株式会社 代表取締役社長


特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する「健康経営優良法人認定制度」において、当社は「健康経営優良法人2025(大規模法人部門)」の認定※を受けました。
※2019年から7年連続の認定

代表取締役社長が最高責任者、人事本部長が推進責任者となっています。また、産業保健スタッフを含む健康経営推進部署メンバーが中心となって、産業医や衛生委員会、健康保険組合と連携し、健康課題の解決に向けて取り組んでいます。

当社グループにおける「健康経営で解決したい経営上の課題」、「期待する効果」、「具体的な取り組み」を健康経営戦略マップにまとめています。戦略マップに則り、健康経営を推進しています。
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健康経営戦略マップ (144KB)
※ 総合メディカル株式会社の健康推進施策
社員の疾病の早期発見・治療を目的に、定期健康診断を必ず受診するよう就業時間内の受診を認め、受診勧奨をおこなっています。また、全社員の健康診断結果を産業医が確認し、産業保健師と連携して二次検査や受診の勧奨等必要な措置をおこなっています。
特定保健指導については、該当者へ積極的に勧奨をおこない、本社では健診医療機関の保健師による特定保健指導を社内で勤務時間内に実施しています。
そのほか生活習慣の改善を目的に、食事や運動、睡眠等に関するセミナーの開催、生活習慣病対策に関する情報配信などをおこなっています。


社員の健康課題としてがん対策は重要であり、がんの早期発見・早期治療を目的に各種がん検診の実施に関して啓発をおこなっています。乳がん・子宮頸がん検診、前立腺がん検診については、年齢に応じ費用負担をおこなっています。
胃がん検診、大腸がん検診 |
35歳以上の社員に対し、定期健診項目として実施しています。 |
乳がん・子宮頸がん検診 |
30歳以上の女性社員に対し、検診費用を全額負担しています。 |
前立腺がん検診 |
50歳以上の男性社員に対し、検診費用を全額負担しています。 |
また、「がん対策推進企業アクション」※の推進パートナ―となり、がんに対する正しい知識・情報の配信をとおして、がん検診受診の更なる啓発をおこなっています。
※がん検診の受診率向上を企業と連携して進めることを目的とした厚生労働省による企業サポートプロジェクト
女性社員比率が高い当社グループは、女性特有の健康課題への対策は重要と捉え、各種施策を推進しています。
- 乳がん自己検診セミナーの実施
- 子宮頸がん予防セミナーの実施
- 乳がん・子宮頸がん検診の勧奨と費用負担(30歳以上を対象に全額負担)
- 妊婦社員向けハンドブックの作成と配布 等
社員が不調を感じた際に相談できる窓口を社内と社外それぞれに設置しています。
また、メンタルヘルス不調による休職社員については、産業保健師が嘱託精神科顧問医と連携しながら休職から復職における個別支援を実施しています。
ストレスチェックについては、2016年よりパートを含む全社員を対象に実施し、高ストレスの社員に対しては医師面接指導を奨励しています。
- ストレスチェックの実施(年1回)
- セルフケア研修、ラインケア研修の実施
- 産業医と連携した復職支援プログラムの策定
- 産業保健師による相談対応
- 社外の専門職による相談窓口の設置

面談体験会の様子
就業時間内(就業規則に定める休憩時間および、所定労働時間外休憩時間を除く)の喫煙を禁止するとともに、タバコによる健康被害を防止するため社員に対し禁煙の勧奨をおこなっています。また、禁煙セミナーを開催し、タバコによる害の理解促進を図っています。
季節性インフルエンザの予防接種については、全社員を対象に費用を全額補助しており、本社では集団接種を実施しています。その他風しん等の感染症抗体検査・予防接種については、健康診断受診時の実施を推奨しています。
また、感染拡大時の事業継続計画(BCP)を策定し、医薬品や医療サービス提供等の薬局業務をはじめ、継続すべき重要業務を遂行するための体制を整備しています。
働き方・休み方の改善と連動させ、心身の健康を保てる労働環境づくりをおこなっています。
- 有給休暇取得促進
- 長時間労働者の医師面接指導の義務化
- 治療と仕事の両立等の柔軟な働き方を支援する制度づくり
- 不妊治療の相談窓口の設置 等
評価指標とKPIを設定し健康経営を推進していきます。
2019年度 |
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
目標値 (2026年3月) |
|
定期健康診断受診率 *1 |
100% |
100% |
100% |
100% |
100% |
100%受診を維持 |
特定保健指導実施率 |
25.6% |
25.0% |
18.5% |
21.2% |
20.4% |
30%以上 |
胃がん検査受診率(35歳以上) *2 |
80.0% |
79.9% |
75.3% |
77.0% |
75.9% |
80%以上 |
大腸がん検査受診率(35歳以上) *2 |
89.5% |
89.7% |
86.1% |
90.2% |
89.9% |
80%以上 |
乳がん検査受診率(30歳以上) *2 |
62.1% |
62.9% |
58.5% |
63.1% |
62.4% |
60%以上 |
子宮頸がん検査受診率(30歳以上) *2 |
54.7% |
57.7% |
52.1% |
55.3% |
55.4% |
60%以上 |
前立腺がん検査受診率(50歳以上) *2 |
35.5% |
37.3% |
40.2% |
39.9% |
39.1% |
50%以上 |
ストレスチェック受検率 |
96.8% |
95.9% |
95.6% |
97.4% |
97.8% |
95%以上を維持 |
喫煙率 *3 |
12.4% |
10.4% |
10.0% |
9.3% |
9.3% |
10%以下 |
健康を実感する社員割合(主観的健康観) *3 |
81.5% |
83.1% |
81.9% |
75.4% |
75.4% |
90%以上 |
- 育児休業・傷病等により期間を通じてやむを得ず受診できなかった社員は対象人数から除外して計算
- 東京薬業健保の胃がん検査、大腸がん検査、乳がん検査、子宮頸がん検査、前立腺がん検査。期間を通じて休業している社員も含めて計算
- 社内調査による集計
健康経営の取り組みは、上記成果のほか、社員の健康リテラシーの向上、コミュニケーションの活性化等、成長を支える組織作りに必要な「エンゲージメントの向上」に寄与しています。