当社グループがダイバーシティ推進に取り組む意義は、社員が経営理念である「わたしたちの誓い」や「社是・社訓」を実践していくなかで、制度を積極的に活用して自身のキャリアビジョンを実現しながら、個の能力を発揮しあい、チームワークによって使命である社是を実現していくことです。
グループ全体のダイバーシティ推進の中核機能を担う組織として、人事本部に「ダイバーシティ推進グループ」を設置。「女性活躍推進」「働き方改革」に加え、障がい者やシニア層など多様な人財がより一層活躍するための施策を、広範囲にスピード感をもって実行しています。
わたしたちは、社是「よい医療を支え、よりよい社会づくりに貢献する」という使命を果たすために、お客さまや患者さんへの支援をおこなっています。
近年、超高齢社会での「医療と介護の一体改革」など、当社を取り巻く環境変化は著しいものがあります。この変化に迅速かつ的確に対応するため、当社は「人財価値の向上」を施策のひとつに掲げ、ダイバーシティを推進し、人財の活性化を図っています。
2008年「社是・社訓」改定の際、社訓に「社員の豊かな人生を願い、社員とともに成長します」というメッセージを加えました。「豊かな人生」とは、個人の生活のみならず、仕事の上でも幸せを感じることであると考えています。お客さまや患者さんに感謝される仕事をしたとき、仲間とチームワークで仕事を達成したとき、自身の成長を感じたとき、人は仕事の上で幸せを感じるのではないでしょうか。
そのためには、「わたしたちの誓い」にもあるように、まずは社員一人ひとりが自立し、挑戦し、成長し続けることが必要です。
この挑戦を後押しするため、当社は「職種転換制度」や「提案制度」などのキャリア支援や社員の意見を反映するための制度を設けています。
社員のキャリアビジョンは、社員の数だけあってよいと考えています。自身の描くキャリアビジョンを実現するためには、このような制度に加えて、社員自らが切り拓いていく気持ちと行動が必要です。自身のもつ「らしさ」をいかし、自ら挑戦し、主体となって仕事を実現する。そうした社員が適正に評価され、活躍できる環境づくりを進めていきます。
当社グループのダイバーシティ推進は、単に企業としての支援策を示すものではありません。
当社グループがダイバーシティ推進に取り組む意義は、社員が経営理念である「わたしたちの誓い」や「社是・社訓」を実践していくなかで、制度を積極的に活用して自身のキャリアビジョンを実現しながら、個の能力を発揮しあい、チームワークによって当社の使命である社是を実現していくことです。
- 社員「個人」それぞれが自立し、積極的に仕事に挑戦し、成長すること。
- 互いを思いやり、感謝の心をもち、相手のために何ができるかを常に考えること。リーダーは、社員同士のコミュニケーションを活性化させ、「チームワーク」でお客さまや患者さんに感謝される仕事につなげていくこと。
- 企業はさまざまな「環境づくり」によって支援していくこと。
この三つが揃うことによって、わたしたちがめざす「よりよい社会づくり」への貢献ができます。
これからも社員が働きやすい環境づくりと、個人が成長し豊かな人生を実現するための支援を続けていきます。
総合メディカルグループの全社員一丸となってダイバーシティを推進することで「社員の豊かな人生」を実現し、「よい医療を支え、よりよい社会づくり」に貢献してまいります。
代表取締役社長
総合メディカル株式会社は2020年3月16日に、経済産業省が主催する令和元年度「新・ダイバーシティ経営企業100選」を受賞しました。
総合メディカル株式会社は2018年6月29日に、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(女性活躍推進法)に基づく認定(通称:「えるぼし」認定)で3段階目に認定されました。
「えるぼし」は、女性活躍推進に関する取り組みの行動計画を策定し、届出をおこなった企業のうち、取り組みの実施状況が優良な企業が厚生労働大臣より認定を受けるものです。なお、2段階目については2017年9月28日に認定を受けています。
●職種転換制度
一般職から総合職(管理職へのキャリアアップも可能な職種)へ転換できる制度を2013年度より毎年実施。
転換者数:39名(うち女性36名)
●女性リーダー養成研修
リーダーとして活躍するために求められる心構え・スキルを習得し、自身のライフプランを明確にすることで、リーダーシップを発揮できる人財の養成を目的に、2015年度より毎年実施。
受講者数:のべ100名
2019年度からは研修名を「シードリーダー研修」と改め、内容をブラッシュアップして性別に関わらず受講できる研修へと改変。ただし、女性社員の一定参加比率目標を設定。
2023年度からは 、管理職を目指す女性社員のマインドセットを目的としたキャリア・サクセス・プログラムを開始。外部セミナーを通じて、社内外のネットワークを構築し仲間を増やすとともに、メンター制度によるメンタリング支援やキャリア伴走によるサポートを実施。
「働き方改革」においては、育児や介護などさまざまなライフイベントを経験しながら仕事に取り組んでいる社員が多数いるなかで、仕事と家庭を両立しながら活躍・成長をめざせるよう「多様な働き方」を認め、それを支援する必要があります。これまでに「短時間勤務制度」「地域限定マネジメント職制度」などを導入してきましたが、今後もさらなる制度の拡充を図り、このような働き方の改革を積極的に推進します。
●両立支援
法を上回る育児・介護諸制度の導入、サポート休暇の適用拡大、男性の育児休業取得促進、団体長期障害所得補償保険(GLTD)の導入、がん通院休暇の導入※1
●働き方・休み方の継続的な改善
年次有給休暇の取得促進(7~9月を取得促進月間に設定)
●柔軟な働き方の支援
年次有給休暇の時間単位での取得、時差出勤等の既存制度の利用促進、テレワーク制度の導入※2
※1:2019年4月より実施
※2:2018年1月からの試験運用を経て、2019年4月から導入
●「プラチナくるみんプラス」
総合メディカル株式会社は、不妊治療と仕事との両立をしやすい職場環境整備に取り組む企業として、2022年10月31日に九州内の企業で初めて「プラチナくるみんプラス」の認定を受けました。
「プラチナくるみんプラス」は、2022年4月1日から、不妊治療と仕事との両立をしやすい職場環境整備に取り組む企業に対して開始した新たな認定制度です。仕事と子育ての両立支援の制度導入や利用が進み、高い水準の取り組みをおこなっている企業を認定する「プラチナくるみん」の認定基準を満たしたうえで、「プラチナくるみんプラス」の認定基準をすべて満たすことで取得できるものです。
●「福岡県子育て応援宣言企業」
総合メディカル株式会社は、福岡県内の企業・事業所のトップが従業員の仕事と子育ての両立を支援する取り組みを自主的に宣言し、それを県が登録する「福岡県子育て応援宣言企業」に2011年に登録されました。
●「トモニン」
総合メディカル株式会社は、仕事と介護を両立しやすい職場環境の取り組みへの関心と認知度を高め、介護離職を防止するため、仕事と介護を両立できる職場環境の整備促進を行っています。
●「福岡県介護応援宣言企業」
総合メディカル株式会社は、福岡県内の企業・事業所のトップが従業員の仕事と介護の両立を支援する取り組みを自主的に宣言し、それを県が登録する「福岡県介護応援宣言企業」に2017年に登録されました。
当社グループは、「すべての人々にとってかけがえのない、価値ある企業になる」という考え方のもと、社員一人ひとりが強みや能力を発揮できる職場環境をめざして、障がい者雇用に取り組んでいます。総合メディカル株式会社に専門部署として業務支援グループを設置し、グループ間の連携をとり、積極的な障がい者雇用をおこなっています。
2017年4月から会社の垣根を超えた企業勉強会・情報交換の場として、障がい者雇用促進ネットワーク(SKCネットワーク)を発足し、地域全体での障がい者雇用促進・定着に向けた取り組みを実施しています。
障がいの特性にあわせた業務の実施
●おくすり手帳(カバー付け)
●全社員の社員証・名刺・印鑑などの備品作成
●本社、近隣店舗の清掃
●本社郵便物の仕分け、書類印刷・封入、社内外への発送 など
会社表彰 |
2015年度 |
平成27年度 障害者雇用職場改善好事例優秀賞 |
独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 |
2019年度 |
新・ダイバーシティ経営企業100選 (障がい者雇用の取り組みが評価されて選出) |
経済産業省 |
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2023年度 |
障害者雇用優良事業所 機構理事長努力賞 |
独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 福岡支部 |
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個人表彰 |
2015年度 |
優秀勤労障害者 機構理事長努力賞 |
独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 福岡支部 |
2021年度 |
優秀勤労障がい者 福岡県知事表彰 |
福岡県 福祉労働部労働局 新雇用開発課 |
総合メディカル株式会社は、福岡県内の障がい者就労施設等から製品やサービスを積極的に購入し、かつ障害者雇用推進法に基づく法定雇用率を達成している企業について、福岡県が認定する「福岡県障害者応援まごころ企業」に、2015年から認定されました。また、2023年には、障がい者を積極的に雇用し、かつ、障がい者の雇用促進および職業の安定に貢献したとして、障害者雇用有料事業等表彰理事長努力賞を受賞しました。