日本初の“インクルーシブ自転車レース”が2026年2月21日、下総運動公園サイクリングコース(千葉県成田市)で開催されます。
本レースは、東京・パリでのパラリンピック自転車ロードレースにおいて金メダルを獲得した杉浦佳子選手(当社グループ 総合メディカル株式会社社員)の功績を称え、その活躍を広く知ってもらうため「障がい者」と「健常者」が共に同じ大会で闘い交流を深めることを目的に、気軽に誰もが楽しめるイベントを目指しています。

開催概要

大会名:杉浦佳子杯・第 1 回インクルーシブ自転車レース成田下総

開催日:2026 年 2月 21 日(土)

開催地:下総運動公園 サイクリングコース(千葉県成田市)

杉浦佳子選手のコメント

私が調剤専門の薬局に薬剤師として勤めていた20年程前、ある患者さんが処方箋も持たずに来局され「聞いてください!僕、今度大会に出るんです!障がい者の大会ではない健常者の大会に!」と嬉しそうに伝えてくれました。
その時から、健常者と障がい者の垣根を取り払った大会を開きたいという思いは私の夢でもありました。このたび、このような大会を開催できることを大変嬉しく思います。

杉浦佳子選手 プロフィール

杉浦佳子選手は、大学卒業後、薬剤師として勤務しながら自転車競技に取り組んでいました。2013年にはスポーツファーマシストの資格を取得。薬学的知識を活かしてアスリートのサポートや講演活動に尽力していました。2016年、ロードレース大会中に落車し、医師からは回復は難しいと診断を受けるほどの重傷を負うも懸命なリハビリを重ね、2017年にパラサイクリング選手として奇跡的にレースへ復帰。東京2020パラリンピックにて、女子個人ロードタイムトライアルと女子個人ロードレースで金メダルを獲得。その後も、世界選手権などさまざまな世界大会で優秀な成績をのこし、2024年のパリ2024パラリンピックでは2大会連続の金メダルを獲得しました。同時に、杉浦佳子選手自身が持つ日本人の最年長金メダル獲得記録を53歳に更新しました。また、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野優れた業績を挙げた人に授与される紫綬褒章を2度受章しています。

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