当社グループの総合メディカル株式会社社員の杉浦佳子選手が、パリ2024パラリンピック競技大会のパラサイクリングにおいて、
2大会連続の金メダルを獲得しましたのでお知らせします。
同時に、杉浦佳子選手自身が持つ日本人の最年長金メダル獲得記録を53歳に更新しました。

出場種目 結果・記録
ロード ロードレース(C1-3※1) 1位
1時間38分48秒/56.8km
タイムトライアル(C1-3) 6位入賞
22分38秒53
トラック 3000m 個人パシュート※2
(C1-3)
5位入賞
3分53秒549
500m 個人タイムトライアル
(C1-3)
7位入賞
39秒449

プロフィール

杉浦佳子選手は、大学卒業後、薬剤師として勤務しながら自転車競技に取り組んでいました。2013年にはスポーツファーマシストの資格を取得。薬学的知識を活かしてアスリートのサポートや講演活動に尽力していました。2016年、ロードレース大会中に落車し、医師からは回復は難しいと診断を受けるほどの重傷を負うも懸命なリハビリを重ね、2017年にパラサイクリング選手として奇跡的にレースへ復帰。東京2020パラリンピックにて、女子個人ロードタイムトライアルと女子個人ロードレースで金メダルを獲得。パラリンピックにこれまで出場した選手の中で、「日本人最年長金メダリスト」となりました。

その後も、世界選手権などさまざまな世界大会で優秀な成績をのこし、今回のパリ2024パラリンピック競技大会の日本代表として出場しました。

パリ2024パラリンピック以前の主な成績

年月 大会 出場種目・成績
2021年8月 東京2020パラリンピック大会 タイムトライアル1位(C1-3)
ロードレース1位(C1-3)
2022年5月 UCI※3パラサイクリングロードワールドカップ
(ベルギー)
ロードレース1位(C3)
UCIパラサイクリングロードワールドカップ
(ドイツ)
タイムトライアル1位(C3)
ロードレース1位(C3)
2022年9月 UCIパラサイクリングロード世界選手権大会
(カナダ)
ロードレース1位(C3)
2023年8月 UCIパラサイクリングトラック世界選手権大会
(イギリス)
500mタイムトライアル1位(C3)
3km個人パシュート1位(C3)

※1 運動機能障害クラス
※2 個人で競う「追い抜き」
※3 国際自転車競技連合